7日連続で下値が切りあがる
先週の日経平均は前週末比約1017円高と3週連続で週足陽線となった。
注目されてた米10月CPI(消費者物価指数)が市場の予想を下回り長期金利が低下、株価が上昇した。
6月23日の高値(3万3772円89銭)を目前に揉みあう展開が続いているが7日連続で下値が切りあがる展開であり相場の強さを感じる。
この10月CPIの発表を受け米国の利上げ局面は終了したと市場は織り込んだ。
6月高値突破に期待
米長期金利低下のメリットを享受する半導体関連株が相場をリードする形で高値奪還チャレンジが続いている。
出遅れていた半導体関連株が上昇することにより今回はTOPIXより日経平均優位の状況となっている。
物色の方向が今までとは違っていることで6月の高値抜きは十分期待できると思われる。
短期調整も上昇相場は続く
だが週末時点で騰落レシオは98%と過熱感は無いものの13日間で約3000円強上げたためRSIは78%まで上昇してきている。
また、空売り比率も39.8%まで低下している。過去空売り比率が37%まで低下すると相場が下落に転じるケースが多いので注意は必要である。
短期で調整があっても今回の上昇相場は続くと思われる。
日本株は割安
決算発表も峠は越えたが大手証券によれば今期の業績は概ね好調で日経平均ベースの予想EPSは約2250円となってきている。
単純にPER15倍で33750円、15.5倍で3万4880円である。
「金融相場」から「業績相場」に変化してくるのであれば海外投資家から見て業績好調の日本株は割安に思われるに違いない。
今週のレンジは?
今週は23日が休日となり4日立ち合いとなるが堅調な動きを想定する。今週のレンジは3万2900円~3万3900円を想定する。
(ハチロク)
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント