NYダウとの絶対値指数も逆転
先週の日経平均は前週末比約611円高と4週連続陽線となった。
警戒されていた米エヌビディアの決算が市場の予想を上回った為半導体関連株が上昇、日経平均は1989年12月以来の史上最高値を更新した。
最高値更新とともに引け値ではNYダウとの絶対値指数も日経平均が上回り逆転した。
息の長い上昇相場
史上最高値を更新したが企業業績から見れば過熱感は無い。
1989年当時はPERが約60倍くらいまで買われていたが今は約16倍程度である。
業績見通しでも3期連続最高益更新の予想であり上昇余力は十分である。ファンダメンタルに裏付けされた上昇ゆえに息の長い上昇相場に入っているといえよう。
海外投資家は7週連続で買い越し
海外投資家の買い意欲は旺盛で前週まで7週連続で日本株を買い越している。
海外勢が大きく売り越さない限り上昇基調は変化しなさそうである。
最高値を更新したことで次のターゲットは4万円台となってこよう。
4万円台を目前にしてふるい落としも
チャートでは週足ボリンジャーバンドの+3σを上値抵抗線として上昇してきている。
現在の+3σは4万0132円処、今週にも達成する可能性はある。
だが、13週移動平均線(3万5127円処)との乖離率は11.31%と昨年6月第2週の13.33%以来の水準にきている。
当時はその後調整に入った。13.3%の乖離率を当てはめると3万9800円処である。
25日移動平均線(3万6886円処)との乖離率も6%であり警戒感はある。
4万円台を目前にしてふるい落としがあるかも知れないので注意したい。
来週のレンジは?
来週のレンジは3万8800円~4万0100円を想定。乱高下の相場展開を予想する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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