3週ぶり週足陽線だが・・・
先週の日経平均は前週末比約139円高となり3週ぶりに週足陽線となった。
衆議院選挙の結果、自民党は公明党と組んでも過半数割れと大敗したが株式市場はそれを織り込んでいたようで週明けは大幅高となった。
結果はともあれイベント通過でポジションを調整した投資家の買戻しで上昇した。
その後、円安も加わり日経平均先物は4万円台手前まで上昇したが高値を更新していたナスダックが下落すると日本株も大幅下落した。
最近の日経平均先物はボラが高い
先週は日経平均先物でみると月曜日に3万7550円に安値を付けその後、水曜日のイブニング取引で3万9720円を付けた。
しかし、金曜日には3万7940円の安値を付けるなど乱高下した。
最近の日経平均先物はボラティリティが高い。ヘッジファンドやアルゴリズム取引で運用している外資系証券に翻弄されている感じがある。
低金利時代には「セルボラ戦略」だった
低金利時代には少しでも利回りの良い商品を求めデリバティブ市場では「セルボラ戦略」が取られていた。
これは日経平均オプション等デリバティブ商品のプレミアムを売却して代金を獲得する手法であるが有事にならない限りオプション料があたかも利回りのように獲得できる。
だが、有事になれば大きな損害を被る可能性もある。8月の暴落では大きな損が出たと思われる。
投資家のオプション売りに対し買い手は証券会社やヘッジファンドである。
彼らはオプション理論に従ってオプションの価格変動リスクのヘッジをする。
他の商品で利回り獲得ができる
ヘッジは日経平均が下がると先物を買い増しし上昇すると先物を売却する。
これが市場の変動率を抑える役目をしていた。
商品名は「仕組み債」として知られていたが個人投資家がこの商品の仕組みを完全に理解するのは難しく損が出たときのクレームが多かったことから販売自粛となった。
更に金利が上昇してきている昨今では大きなリスクを取らなくても他の商品で利回り獲得ができるようになってきたため「セルボラ戦略」をとる投資家が減った。
このため、日経平均先物は動きに対して反対に向かう投資家が減りボラティリティが高い状態が続いているということだ。
大きく売られたところは買い
今週は世界が注目する米大統領選挙の結果があるが日本時間の6日午前中からこれを消化することになる。
全く結果が予想できない為情報に大きく振り回さる可能性は高い。
だが、どちらに決まるにせよ現在の米国は堅調な経済環境にあるため決まればイベント通過で一旦は上昇すると思われる。
大きく売られたところは日本株も買いスタンスで良いと思われる。
今週のレンジは3万7600円~3万9200円を予想する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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