日銀会合後を注視【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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海外勢の買いで高値を更新

 先週の日経平均は薄商いの中、高値揉み合いとなり金曜日には2万2819円92銭まで上昇し今年の高値を更新してきた。週間では約307円上昇した。
 米中貿易問題やイギリスのEU離脱問題などが決着はしないものの幾分リスクが後退し売りが少ない中、海外勢の買いで高値を更新した。

売り仕掛けをしてくる欧州系証券会社の動きがない

 日足を見ると寄ってからの動きは乏しく活発に買っているとも思えないがいつもなら戻り高値近辺で売り仕掛けをしてくる欧州系証券会社の動きがない。
 8月に仕掛けた売りで担がれ買戻しを余儀なくされたので静観しているという状態である。
 ただ、PBR1倍で割安だった日経平均も現在はPBR1.12倍、PERも12.8倍になってきており割安だからという買いは今後期待しにくい。

更なる上昇には企業業績の好転が必須

 昨年は2万3000円の壁ではじき返されて10月にやっと抜けたかと思えば急落となった。その水準に差し掛かっており更なる上昇には企業業績の好転が必須になってこよう。
 今後出てくる9月中間期の決算発表に注目したい。また、今週は31日に日銀の政策決定会合の発表がある。「現状維持」の見通しであるが相場変化のきっかけになる可能性もあるのでその後の株価の動きには注意したい。

高値揉み合いが継続か?

 先週はNYダウ離れの確りした展開であったがVIX指数の売り残数が15万枚と危険水準まで積み上がっておりNYダウの動きも注意したい。
 チャート的には5日線(2万2635円)を抵抗ラインとして上昇する強い相場である。下値抵抗ラインとしては5日線、ボリンジャーバンド△1σ(2万2500円処)、窓埋めの2万2200円処。
 上値は節目の2万3000円、今回の戻り相場のレンジ幅の上限の2万3100円処。今週は日銀の政策決定会合を控え高値揉み合いが継続すると思われる。(ハチロク)




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