控え目な主力の今期予想【話題のテーマと狙える銘柄】

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調整一巡後の出直りは狙えるか?

3月期決算発表は終盤戦に差し掛かった。業種によって事情は異なるが、既に発表された主力企業については新型コロナウイルス感染拡大による不透明感からアナリストコンセンサスを下回る次期予想が相次ぎ、発表後に悲観売りを浴びる企業が相次いでいる。しかしながら慎重な見通しを立てている企業については、調整一巡後の株価を見直す好機になる。特に需給悪も要因で下落している電子部品などは、好実態からここからの更なる調整で値頃感も高まりそうだ。

調整で値頃感が高まる

今22年3月期の予想については、そもそもアナリストの期待値が高すぎたため、増収増益予想でも売られる銘柄が相次いだ。感染沈静化の見通しが不透明な中で企業サイドが期初から過度に強気な予想を立てることは考え難く、冷静に決算内容を分析すれば、発表後の調整で値頃感が高まることになりそうだ。

EVトラクションモーターの受注拡大

日本電産(6594)については今期連結営業利益で2000億円超がコンセンサスだっが、会社側の計画は前期比12.5%増の1800億円だった。半導体不足による自動車生産減などを考慮しているが、EVトラクションモーターの受注拡大から慎重な計画は間違いない。

スイッチ需要は旺盛

任天堂(7974)は今期22%営業減益が衝撃を与えた。同社も半導体不足を考慮しているようだが、スイッチ需要は旺盛で新作ソフトの発表次第では今後の業績拡大への不安が解消される可能性は高い。

先行き上振れが期待

一方、期待以上の予想を打ち出したのが東京エレクトロン(8035)。今期連結営業利益では3900億円程度がコンセンサスだったが、前期比37.8%増の4420億円の予想とした。粗利率上昇から会社側予想も先行き上振れが期待できる。

 

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