30日大引けの東京市場は続落、日経平均は前日比224円57銭安の1万6878円96銭で引けた。為替が一時112円20銭まで円高となったことから、輸出系を中心に軟調な展開で後場から下げ幅を広げた。
個別では王将フードとタカタがストップ安、東邦チタ、マニー、DOWA、田淵電機、鉄建、住友精化、味の素が値下がり率上位に売られ、みずほ、三菱UFJも安い。半面、ノーリツ鋼機がストップ高、ステラケミファ、Jマテリアル、CMK、星光PMC、ネオス、ライトオンなどが値上がり率上位に買われている。
この日も手掛かり材料難のなか為替と連動して軟調な動きとなった。そのなかで人気を集めたのが新興銘柄。外部要因に左右されない安心感から個人を中心に物色されているようだ。上値を追う材料に乏しいなかで、この動きは継続しそうだ。
証券市場新聞