米ハイテク株安受け売り圧力
4日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は628円安です。米長期金利が再び一時1.5%に迫る水準まで上昇したことから、前日の米株式市場でハイテク株が売られた流れを引き継ぎ、売り圧力が強まりました。時間外の米株価指数先物安や中国株が軟調に推移したことも重しになり、一時下げ幅は800円を超え、2万9000円を割り込んでいます。
直近安値割り込み調整色
ファーストリテやソフトバンクGの指数採用値嵩株の下げが指数を押し下げ、半導体、電子部品などハイテクセクターや新興市場のグロース株にも下落する銘柄が目立ちました。一方で景気敏感株には買われる銘柄が散見され、東証1部の値下がり銘柄数は1295と全体の6割程度にとどまり、短期的な突っ込み警戒感から後場後半は下げ渋っています。ただ、日経平均は25日線や先月26日の直近安値を割り込み、調整色が漂っています。
日立造がストップ高
推奨銘柄では全個体電池で材料が出た日立造<7004>がストップ高、オハラ<5218>や三櫻工<6584>も堅調に推移しており、後場、オハラ<5218>に追撃買いを入れました。引き続き米長期金利を睨みながら、押し目買いで臨む方針ですが、5日未明に開催される予定のオンライン討論会でパウエルFRB議長が発言することや米雇用統計発表も控えており、全般の落ち着きを待って慎重に対応したいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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