後場一段安で大幅続落
8日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は248円安です。前日の米株市場は主要3指数が揃って上昇しましたが、東京都に4回目の緊急事態宣言が発令されることやETF分配金捻出に伴う需給圧迫懸念から景気敏感株を中心に売りが広がりました。前場は下げ渋る場面がありましたが、時間外の米株価指数先物の下落や中国株安が重しになり、後場一段安できょうの安値で引けています。
個別物色も盛り上がり欠く
米株市場は高いもののSOX指数が軟調だったことから、半導体関連にも売られる銘柄が目立ち、東証1部の騰落銘柄は値下りが1849と全体の85%を占めました。中小型株の個別物色も材料の出た銘柄や直近IPOの一部に資金が向かいましたが、買い見送りに上昇一服となる銘柄が多く、盛り上がりを欠いています。
ステムセル研がストップ高
ただ、推奨銘柄では直近IPOのステムセル研<7096>がストップ高で引け、信用規制中ながらシキノハイテク<6614>が着実に下値を切り上げました。あすは需給イベント通過後の週明けに備えることになりますが、引け後には注目の安川電機の決算発表も予定されており、まずは新規失業保険申請件数発表を受けた米株市場の動向と物色の流れを見極めたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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