ダウ最高値受け続伸
11日の東京市場は4日続伸しました。日経平均は182円高です。米インフラ整備法案可決を好感してNYダウが最高値を更新した流れ流れを引き継ぎ、景気敏感株や好決算銘柄を中心に買いが広がりました。朝高のあとは半導体関連への売りが重しになり一旦伸び悩みましたが、下値は買い直され、2万8000円台に乗せて引けています。
新興市場も出直る銘柄増える
東証1部の騰落銘柄数は値上がりが1498と7割近くを占め、マザーズ指数やジャスダック平均も戻り売りに上値は重いものの続伸しており、新興株にも目先底入れから出直る銘柄が増えてきました。主力株は期日売りが上値を抑え、夏季休暇中で市場参加者も少ないことから、当面は上値の重い展開が続きそうですが、企業業績は好調で海外市場に対する出遅れ感からも下値は堅いと見ています。
イーレクスは売り一巡後の動きを確認
ただ、一部で好決算を売る動きが続いており、推奨銘柄ではイーレクス<9517>が1Q8割増収ながら営業微減で着地したことから大幅安に売られました。先行投資負担によるもので事前に予測されていたものの、株価が最高値圏にあることから、利食い急ぎの動きになったようで、売り一巡後の動きを確認することにしました。一方、シキノハイテク<6614>は引け後に22年3月期通期利益見通しを上方修正しており、あすの株価の反応を見守りたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント