戻り売りこなして続伸
24日の東京市場は続伸しました。日経平均は237円高です。前日の米株市場では主要3指数が揃って高く、先物への買いを交えて水準を切り上げました。買い一巡後は膠着感が強めましたが、戻り売りをこなして堅調に推移しています。海運や鉄鋼などの上昇が目立ったほか、ナスダック指数が最高値を更新したことを受け、半導体関連にも大幅高に買われる銘柄が相次ぎ、東証1部の騰落銘柄数は値上りが1799と8割以上を占めました。
底入れも一段高には新たな材料必要
日経平均は25日線を上回り、当面の底が入ったかたちになりました。ただ、東証1部の売買代金は概算で2兆3378億円にとどまり、先物への買戻し主体の動きで、短期的な過熱感も意識され、2万8000円大台を前に足踏みとなっています。一段高に進むには新たな材料が必要と見られ、また、マザーズ指数は25日線に上値を抑えられ伸び悩んでいることが気になります。
スマレジに続いてダイセキも最高値
推奨銘柄ではスマレジ<4431>に続いてダイセキ<9793>も最高値更新、味の素<2802>やHOYA<774>も堅調に推移しており、前場は明確に底が入ったと判断されるマクニカ富士<3132>と村田製作<6981>、後場はステムセル研<7096>にナンピンを入れました。引き続き売り込まれた好業績銘柄でリバウンドを狙う方針ですが、全般上値が重く個別に値動きを確認しながら慎重に対応したいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント