続落も権利取りの買に下げ渋る
28日の東京市場は続落しました。日経平均56円安です。米国など主要国の金利が水準を切り上げ、世界的は利上げリスクが意識されたようで、月末やあすの総裁選を控えて海運など先駆して急騰していた主力銘柄に利益確定売りが先行しました。もっとも、本日は9月末権利付き最終売買日で、経済正常化や新政権の経済対策への期待に加え、配当権利取りの買いが下値を支え、大引けにかけ下げ渋っています。
IPOラッシュが需給の重石
日経平均は3万円を割り込むことなく推移しており、あすは配当再投資が意識され底堅い動きが続くでしょう。自民党新総裁の決定で強弱感が対立する可能性はありそうですが、政策期待の強い状況にも変わりはありません。ただ、きょうは新規に4銘柄が同時公開するなどIPOラッシュが需給の重石になっており、直近上場銘柄を中心に新興銘柄の動向には注意が必要のようです。
ブレインズテクに追撃買い
推奨銘柄は前週末まで新値を追っていたダイセキ<9793>、ダイセキS<1712>は利益確定売りが優勢でしたが、売り一巡後は下げ渋りました。逆に短期的な買い場にきいていると判断される銘柄も多く、ブレインズテク<4075>に追撃買いを入れています。また、強調トレンド銘柄ではJMDC<4483>やHOYA<7741>、JTOWER<4485>などは25日線の攻防となっており、値動きを見極めたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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