買い先行も上値重く続落
30日の東京市場は4日続落となりました。日経平均91円安です。米長期金利はいったん落ち着いたものの、米株市場はまちまちの動きで、見送りムードが強く上値の重い展開でした。前日まで大幅に3日続落していた反動で買戻しが先行しましたが、9月製造業PMIが予想を下回り中国経済への警戒感が強まったことから下げに転じています。
外部環境不透明で上値重い
230円超に下げ幅を広げた後は新政権の政策への期待から押し目買いが入り、後場は再びプラス圏に浮上する場面がありました。ただ、上半期末での持ち高調整の売りや日経平均の銘柄入れ替えに伴うリバランスの需給要因が重なり、大引けにかけ売りに押されています。あすは名実ともに下期入りとなりますが、政策期待が下値を支える一方、外部環境が不透明で、引き続き上値の重い状況が続くでしょう。
ダイセキ、ダイセキSの利益確定
推奨銘柄はJMDC<4483>やJTOWER<4485>は切り返しましたが、他候補銘柄は動きが鈍く、あす1日に決算を発表を予定しているダイセキ<9793>とダイセキS<1712>の利益を確定しました。決算の内容と株価の反応を確認したうえで、再投資を検討したいと思います。また、全般はまだ自律調整の過程にあり、まずは明確な切り返しを待ちたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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