決算手掛りに個別物色【正直じいさんの株で大判小判】

反発も上値重い

８日の東京市場は小幅に反発しました。日経平均は１１６円高です。前日の米株市場はまちまちでしたが、前日の下げの反動で買戻しが先行しました。ただ、戻り売りに上値は重く、２１０円超に上昇したあとは前引けにかけ伸び悩み、プラス圏は維持したものの、時間外の米株価指数先物が下落に転じたことできょうの安値圏で引けています。

ＳＢＧ大幅減益どこまで織り込んだか

１０日に米１月消費者物価指数の発表を控え、インフレ動向を確認したいとして模様眺め気分が強く、東証１部の売買代金は３兆円を下回りました。米長期金利が１．９５％近辺へ上昇するなか上値は追い辛く、当面は決算を手掛かりにした個別物色が続くでしょう。引け後に３Ｑ決算を発表したソフトバンクＧは投資損失が響き大幅最終減益でしたが、どこまで株価に織り込んでいるかを見極めたいと思います。

近鉄エクスに追撃買い

推奨銘柄も上値が重い状況ですが、前場は着実に下値を切り上げている三和油化<4125>と東京製鉄<5423>、後場は近鉄エクス<9375>に追撃買いを入れました。慎重ではありますが、引き続き決算と株価の反応を確認しながら好業績低ＰＥＲを狙っていきたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp

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