米株高受け大幅続伸
9日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は295円高です。前日の米株市場は主要指数が揃って高く、主力輸出株を中心に買いが優勢でした。朝高のあと一旦伸び悩みましたが前引けにかけ持ち直し、時間外の米株価指数先物高をフォローに後場一段高となり、終盤に350円近くに上昇しています。引け際手じまい売りにやや上げ幅を縮めましたが、2日以来1週間ぶりに2万7500円を回復して取引を終えました。
グロース株も見直される
半導体関連や鉄鋼が上昇したほか、シマノやCMK、AGCなど好決算銘柄が大幅高に買われ、東証1部の値上がり銘柄数は1563と7割以上を占めました。決算にサプライズがなかったトヨタは底堅く、投資損失が響き3Q大幅減益のソフトバンクGがアク抜け感から大幅高に買われたことが安心感を誘い、グロース株も見直されてています。マザーズ指数は2.5%高と急反発しました。
近鉄エクスが上方修正と増配発表
推奨銘柄では東京製鉄<5423>と近鉄エクス<9375>が続伸、その他候補も下げ渋りから反発に転じており、前場は東京製鉄、後場は近鉄エクスに追撃買いを入れました。近鉄エクスはきょう引け後の決算発表で通期見通しの上方修正と増配を発表しており、あすの反応を見守りたいと思います。10日に米1月消費者物価指数の発表を控え、まだ楽観はできませんが、引き続き決算と株価の反応を確認しながら好業績低PERを狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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