米金融引き締め警戒し大幅反落
6日の東京市場は3日ぶりに大幅反落しました。日経平均は437円安です。FRB高官のタカ派発言による金利急上昇を嫌気、米国株が下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売りが優勢でした。朝安のあと下げ渋る場面がありましたが、買いは続かず、一時570円超に下落しています。後場はFOMC議事要旨を見極めたいとして下値を売り込む動きはなかったものの、戻りは限られました。
議事事録へ米株の反応確認して
米ハイテク株安を受け半導体関連や電子部品株の下げが目立ったほか、市況軟化で海運株も大幅に下落、日米金利差拡大に伴う急速な円安進行も輸入コスト増になるとネガティブにとらえられ、上場33業種中、石油石炭を除く32業種が下落しています。あすはFOMC議事事録を受けた米国株の反応を確認しての対応になりますが、急ピッチな資産圧縮を示唆する内容でなければ影響は限られ、グロース見直しの流れが続くでしょう。
海運株が一段安
全般調整色が強まっており、推奨銘柄では前日に追撃売り(空売り)した郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株が一段安になりました。米長期金利上昇が重しになり中小型グロース株も上昇一服になりましたが、リバウンド基調は崩れておらず、きょうは日本電解<5759>や湖北工<6524>、リファインバス<7375>、セイファート<9213>の逆行高銘柄にに買いを入れています。ただ、あくまで短期リバウンド狙いで割り切って対処する考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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