ハイテク・グロースに押し目買い入るか【正直じいさんの株で大判小判】

米長期金利上昇嫌気し売り優勢

週明け１１日の東京市場は反落しました、日経平均は１６４円安です。米国市場で長期金利の上昇を嫌気してナスダックやＳＯＸ指数が下落した流れを引き継ぎ、ハイテク・グロース株を中心に売りが優勢でした。朝安のあと一旦下げ渋り上げに転じる場面がありましたが、買いは続かず再び軟化しています。日経平均は２５日線の攻防で大引けにかけ下げ幅を縮めたものの、小型株の下げがきつく、グロースＣｏｒｅ指数はは５％、マザーズ指数は４％を超える下落となりました。

湖北工は大幅高で最高値へ

３月の戻りの２分の１押しとなる２万６５００円近辺までに反転できるかを確認する段階ということでしょう。推奨銘柄もほとんどが軟調に推移しており、ショート（空売り）の海運株の買い戻しを見送り、インフレ鎮静化を先読みする動きになってきた資源関連から大平洋金<5541>に打診売りを入れました。一方、大幅高で最高値奪回へ向かってきた湖北工<6524>を追撃買いしています。

米消費者物価発表を控え上値重い

きょうも米３月消費者物価の発表を控え、米インフレ動向を見極めたいとして上値の重い展開が続きそうです。まずはハイテク・グロース株に押し目買いが入るのか、前日は好業績発表の安川電機が売られたことが投資家心理を冷やしただけに、決算への反応も注視したい考えです。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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