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上値重が下値も堅い
前週の東京市場は上値が重く方向感の定まらない動きでしたが、下値も堅く日経平均は週間で42円上昇しました。週初は続伸し2万7000円台に乗せたものの、24日から26日までは3日続落、時間外の米株先の動きに振らされ、米スナップの下方修正を受けグロース株への懸念が再燃しています。ただ、小売企業の好決算を好感して米国株が大幅に上昇した流れを引き継ぎ、週末は3ケタの上昇となり、底堅い動きではありました。
様子見に膠着感の強い展開が続く
米長期金利は低下傾向にあり、米国株に下げ止まり感が出てきたことは下支え要因です。一方で2万7000円近辺では戻り売り圧力が強く、週末に米5月雇用統計の発表を控え、週明けは様子見に膠着した展開が続くでしょう。中小型グロース株の底入れを待ちながら、週末にかけ動きが出始めたリオープン関連などを個別に狙っていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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