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3週続伸し2カ月ぶり高値水準
前週の東京市場は3週続伸しました。日経平均は週間で約980円上昇しています。週初に600円に迫る大幅高でフシ目の2万7000円台に乗せてからは、米国株が前の週の大幅高の反動で不安定になり、2万7500円の前に伸び悩む状況が続きました。もっとも、フシ目を突破したことで下値は堅く、週末は米国株が大幅に上昇したことを追い風に一気に2万7700円台まで水準を切り上げています。4月5日以来約2カ月ぶりの高値で、13週線や26週線も上抜き、トレンド転換を意識させる動きになりました。
2万8000円突破から上昇加速も
週明けは米雇用統計を受けての対応になりますが、週末には米5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、引き続き米インフレ動向を確認しながら慎重な対応が必要でしょう。ただ、弱材料に耐性がつき下値の買い意欲が強まっており、上値抵抗帯の2万8000円突破から上昇が加速する展開も想定しておきたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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