CPI受け2万8000円台回復
14日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は201円高で2週間ぶりに2万8000円台を回復しています。米11月消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、インフレ懸念を後退させる内容だったことから米国株が上昇した流れを引き継ぎました。朝高のあと一旦伸び悩みましたが、先物買いを交えて再び上げ幅を広げ、一時240円超に上昇しています。半導体や電子部品関連の値がさハイテク株が堅調で指数を支えました。
FOMCはアク抜けの可能性
米国株市場ではダウが700ドル超える上昇のあと一時下げに転じるなど値の荒い展開でしたが、インフレ減速期待から米金利は低下しており、押し目買いに引けではプラスを維持しました。FOMCでは0.5%の利上げが有力で、焦点はドットチャートで政策金利がどこまで引き上げられるかですが、米物価指標がピークアウトしつつあることから、アク抜けになる可能性が高いと見られています。
オキサイドが株式分割発表
推奨銘柄ではボーイング大型受注の材料が出たジャムコ<7408>が大幅高、前場に追撃買いを入れたオキサイド<6521>が後場一段高となり、引け後に株式分割を発表しました。米金融政策に対する楽観的な見方が広がるなか、FOMCが想定内の内容なら長期金利低下からグロースが見直されることになり、引き続き調整一巡から出直る6月以降のIPOを狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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