米長期金利上昇一服で大幅反発
5日の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は548円高です。米9月ADP雇用統計が予想を下回り、インフレへの警戒感が後退、米長期金利上昇一服を受け、前日の米国株市場で主要株価指数が揃って上昇したことで不安心理が和らぎました。日経平均は前日までの5日間で1800円以上、9月15日高値からは31090円以上下落していた反動で、自律反発に転じています。米長期金利が時間外で低下したことから後場一段高となり、きょうの高値圏で引けました。主力株を中心に買戻しが広がり、プライム市場の値上がり銘柄数は1725と94%を占める全面高商状です。
大和ハウスや三菱重にナンピン
週末6日に米雇用統計発表を控え、米長期金利に大きく影響を受ける状況に変わりはなく、まだ明確な底入れ感はありませんが、ひとまず下値不安は後退しました。今晩の米国株市場の動き次第ながら、米長期金利の上昇が一服しているようなら、あすもリスクオフの巻き返しで買戻しが続きそうです。直近高値から急落した銘柄でリバウンドを狙う方針で、きょうは大和ハウス<1925>や三菱重<7011>など大型バリューにナンピンを入れましたが、マザーズ指数が3%を超える上昇で前日の下落分を取り戻しており、売込まれた新興グロースの出直りにも照準を合わせる考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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