日銀政策変更への警戒後退し反発
31日の東京市場は反発しました。日経平均は161円高です。日銀金融政策決定会合の結果待ちで様子見ムードが強く、売り買い交錯のなか半導体関連株を中心にハイテク株が売られ、前場は軟調に推移していました。ただ、後場立ち合い開始前に発表された日銀会合の結果はYCCの再修正はあったものの、マイナス金利解除などはなく、政策変更への警戒感が後退したことで上昇に転じています。一時250円超に上げ幅を広げた後は引け後の植田日銀総裁の会見やFOMCの結果発表が予定されていることで、上値の買いは手控えられましたが、上昇に転じる銘柄が増え、プライム市場の値上がり銘柄数は1418と8割近くを占めました。
売られた銘柄含め好決算銘柄をマーク
一方、決算への反応については長期金利と為替の影響があるようで、事前の期待が大きかった銘柄が出尽くし感から売られるケースが特に目立っており、前場は売り買いとも手控え様子を見ました。ただ、日銀会合の結果を受けて後場は地合いが改善したことから日立<6501>やサンウェルズ<9229>、カプコン<9697>などの好決算銘柄にナンピンを入れました。引続き売られた銘柄を含め好決算銘柄をマークしていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント