先物に振らされ大幅反落
7日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は587円安です。あすにメジャーSQを控え、先物に振らされ前日とは逆に売り圧力の強い地合いになりました。11月ADP全米雇用リポートが事前予想を下回り、長期金利が低下したものの、米国株市場ではハイテク株が軟調で主要指数が安く、146円台半ばまで進んだ円高が重しになり、一時下げ幅を600円超に広げています。前日上げを主導した半導体関連を中心に売りが広がり、プライム市場の値下がり銘柄数は1382と8割以上を占め、新興グロース化もきつい下げになりました。
SQを波乱なく通過すれば年末高へ期待も
週末に米雇用統計、週明けにはFOMCが予定されており、積極的な売買が手控えられるなか、SQ絡みの特殊要因が振れ幅を大きくしたようです。とは言え、前日の上昇分をほぼ帳消しにする大幅安でムードは決して良くなく、145円台まで進んでいる円高も気になります。ただ、空売り比率は46.3%に上昇、騰落レシオも過熱感が解消されており、SQを波乱なく通過すれば年末高へ期待が高まるでしょう。引き続き半導体関連を中心に直近高値銘柄の切り返しを狙う方針で、状況を見極めながら買い場を探りたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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