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続伸も戻り売りに押される
12日の東京市場は小幅続伸にとどまりました。日経平均は51円高です。NY市場で主要指数が揃って年初来高値を更新した流れを引き継ぎ買い先行で3万3000円台を回復して寄り付きました。ただ、朝高の後は伸び悩み、後場は失速して一時1ケタ台に上げ幅を縮めています。今晩に11月米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、12~13日にはFOMCが予定されており、上値の買いが手控えられるなか戻り売りに押されました。
上値重くきょうは様子見
個別にも後場に入ると下げに転じる銘柄が目立ち、プライム市場の値下がり銘柄数は1050と6割以上を占めました。米ハイテク株高を受け買いが広がった半導体関連も伸び悩んでいます。推奨銘柄では前日ストップ高のQPS研<5595>がしっかりで、野村マイク<6254>やマクニカHD<3132>も出直ってきましたが上値は重く、きょうは売り買いとも手控え様子を見ました。あすは米CPIへの為替の反応がポイントになりそうですが、以降もFOMC、日銀会合と重要イベントが続くため、市場の落ち着きと物色の方向性が見えるのを待ちたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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