戻り売りに押される【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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円安進行で一時3万3000円台回復も…

本日の東京株式市場は続伸スタートで、一時3万3000円台を回復する場面がありました。昨日、日銀幹部の発言として、賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブコントロールの撤廃などを今月急ぐ必要はないと伝わり、先日の植田総裁発言を否定したことから、NY時間でドル円は146円台半ばまで円安が進行。これを受けてシカゴの日経平均先物が高く返ってきたことで、寄り付きから買いが先行し、日経平均は3万3000円台スタートとなりましたが、3万3070円に25日線が走っていることで、徐々に戻り売りに押される展開となりました。

25日線タッチから5日線割れまで下落

ドル円はNY時間に146.57円まで円安が進行しましたが、11月13日の151.94円から12月7日の141.73円に対する半値戻し達成でその後は東京時間で145円台半ばまで円高が進行しました。この円高進行により日経平均は25日線タッチから5日線割れまで下落。今晩のNY市場ではインフレ指標の11月消費者物価指数が発表され、明日はFOMCの結果が公表されることから警戒感もあると思います。

動きにくく上下にブレやすい

また、クリスマスが接近し、海外では早めの休暇入りもあり、今後、市場参加者が減少していく時期です。FOMC通過後はそうした流れが顕著になっていくものと思われます。来週18~19日に日銀金融政策決定会合が開催されるため、結果待ちになりやすく、いずれにしても動きにくく、また、上下にブレやすい取引が続くと思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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