NY株安と円高でほぼ全面安
1日午前の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は353円安です。前日のNY株が大幅に下し、106円70銭台まで円高が進んでことでリスク回避の売りが主力銘柄を中心に広がりました。東証1部の値下がり銘柄数は1742と全体の85%近くを占めるほぼ全面安商状です。
日経平均PER再び13倍割り込み突っ込み警戒感も
日経平均は25日移動平均に跳ね返されるかたちで大幅に続落し、5日移動平均も割り込んでおり、どうやら2番底確認に向かっているようです。ただし、きょう前引け段階の日経平均のPERは12.85倍と再び13倍台を割り込んでおり、ここからの下値には突っ込み警戒感も意識されるでしょう。
中小型株シフトに変化なし
1部市場が先物主導のインデックス売買に振らされる一方で、中小型株に資金がシフトしやすい状況に変わりはなく、新興市場も指数こそ下げましたが、よりトレンドの強い銘柄に人気が集中するかたちになっています。リード役とみられるVテクノロジー(7717)は朝安の後プラスに浮上、サイバーコム(3852)も続騰しており、上場2日目のジェイテックコーポ(3446)もカイ気配を切り上げました。
より強い中小型株の縦追い相場
Vテクノロジーが堅調だったほか、SMN(6185)が大幅高で新値更新、ハーバー研究所(4925)も続伸で、SBSHD(2384)やソウルドアウト(6553)、IGポート(3791)も底堅い動きです。当面はこれらより強い動きを見せている中小型株の縦追い相場で続くと見ています。
花咲 翁
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