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利食い優勢
15日の東京市場は4日ぶりに反落しました。日経平均は47円安です。小高くスタートしましたあとは、利益確定売りに上値を抑えられ、前日終値を挟んで一進一退の動きとなり、引けにかけやや下げ幅を広げました。為替が109後半の円安に振れたものの、輸出セクターの反応は限定的で、アジア株や米株先物が弱含みに推移したこと利食いに向かわせたようです。
底堅い印象残る
日経平均は直近3日間で450円超上昇したことから、利益確定優勢の展開で、後場は決算発表を手掛かりにした短期トレードにとどまりましたが、全般は緩やかなリバウンドが続いています。東証1部の騰落銘柄はほぼ拮抗するなど売り買いが交錯し、日中値幅は106円と4月16日以来およそ1カ月ぶりの小ささとなりましたが、底堅い印象が残りました。
上振れ期待銘柄と出遅れも
日経平均は5日移動平均が下値を支えており、26週平均を明確に上回ってきたことから、週足がゴールデンクロスするまでは上昇基調が続きそうです。きょうで決算発表はほぼ一巡することから、今後は収益上振れの可能性のある銘柄を探っていくことになるでしょうが、一方で出遅れ銘柄や決算シーズンではカヤの外に置かれていた新興銘柄、安値に売り叩かれた直近IPOにも目配せしておきたいと考えます。
SECカーボンは利食いこなして上値追い
ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)、立花エレテック(8159)、ソウルドアウト(6553)、デイトレ候補も資生堂(4911)が利益確定売りに反落となりましたが、SECカーボン(5304)は利食い売りをこなして上値を追いました。ただ、いずれも業績上振れが期待できる銘柄で、下値は堅いことから、押し目買のタイミングを計りたいと思います。
花咲 翁
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