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大幅安で連日の安値
21日午前の東京市場は大幅に4日続落、日経平均は363円安と連日で年初来安値を更新しています。米国株の大幅安と111円20銭台まで進んだ円高が重しになり、リスク回避の動きが加速しました。安寄りのあと、買戻しに下げ渋る場面はありましたが、アジア株が全面安になっていることがマインドを冷やし、前場中盤以降は漸次下値を切り下げています。東証1部の値下がり銘柄数は2038と全体の96%を占める全面安商状で、マザーズ指数の下げも5.5%を超え、中小型にも値を崩す銘柄が目立ちました。
きょうから週明けが最も暗い時間帯
年内受け渡しはこの日を含めて2日間で、3連休を控え換金売りも強まりやすく、ショートカバーだけが下値を支えているイメージです。ただ、新安値銘柄が1299と6割強を占めるなど、正に陰の極の状況で、きょうから週明けにかけてが最も暗い時間帯になるでしょう。逆にそこは拾い場になりますので、越年を前提にピックアップ銘柄のソースネクスト(4344)やハリマ化成(4410)など収益上振れ期待が強い好業績株に打診買いを入れたいと思います。
ショートは週明けには利益確定
短期値幅取り候補は買いを控えましたが、ショートのシュッピン(3179)やブレインP(3655)などいずれも買い戻し一巡後は下値を切り下げました。ただし、全般底入れは近いと見ており、週明けには利益を確定する考えです。
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