トランプ砲再発射で週明けは反乱か?【記者の視点】

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石破首相発言で20年債入札が絶不調

先週の東京市場は引き続き調整色の強い動きとなった。日経平均は13日に一気に3万8000円を突破する急ピッチな上昇を演じたことからその後は利益確定売りの動きとなっていたが、ムーディーズによる米国政府の格下げやトランプ減税法案通過に伴う財政悪化懸念から米長期金利が上昇。その一方で国内でも石破首相が「ギリシャ並みに財政が悪化」との発言で財務省が行った日本の20年債入札の応札倍率が2.50倍と、2012年8月以来の低さという絶不調の結果となったことで債券市場が大荒れとなり、金利上昇とともに株価も下落する悪循環になった。

75日線が目先的な下値メドと意識

22日は大引け後の日経平均先物のナイトセッションで3万6700円を割り込むまでに値を崩す動きになったが、3万7000円割れ水準は75日線が目先的な下値メドと意識されていたことから週末23日の反発で取り敢えず目先的な底打ち感がでたようだ。

夜間の225先物が一時大荒れ

しかしながら23日大引け後のナイトセッションでは225先物が3万6510円まで急落する場面があった。EUとの貿易交渉が難航していることを理由にトランプ米大統領がEUからの輸入品に6月1日から50%の関税を課すことを勧告すると自身のソーシャルメディアに投稿したことにアルゴ売買が反応したためだ。これに加えて米国内で販売されるアップルのスマートフォン「iPhone」が海外で製造されたものならば、アップルが25%の関税を支払う必要があると主張し、23日のニューヨーク市場ではアップルは2週間ぶりの安値に沈み、3%安で取引を終えている。ダウやナスダック、S&P500は揃って下落しており、週明けの東京市場は225先物のナイトセッションの引け値3万6830円を意識する展開になりそうだ。
一方、トランプ大統領が日本製鉄(5401)によるUSスチール買収計画を承認したことは日本製鉄株を含めてポジティブ視されそうだ。

エヌビディア決算が最大の注目点

今週は26日ニューヨーク市場とロンドン市場が休場となることから反落スタート後は手掛かり難で小動きの展開となりそう。その先には28日に5月6・7日開催のFOMC議事録、29日に米1-3月期GDP改定値、30日に米4月個人所得・個人支出・デフレーターの発表が予想されており、決算発表では28日のエヌビディアが最大の注目点で内容次第では日本の半導体関連株の値動きにも影響を与えよう。28日のセールスフォース、29日のベストバイはトランプ関税の影響を探るうえでも決算発表時のトップの発言が感心を集めよう。
長期金利も完全には不安払拭には至っておらず、引き続き押し目買いスタンスで臨みたい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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