短期値幅調整完了なら窓埋め必要
昨日の東京株式市場は反発し、2万8376円高値までありました。1月14日高値の2万8979円から29日安値の2万7629円までの下げ幅1350円に対する半値戻し(2万8304円)を少し突破した位置となります。相場が短期値幅調整完了ならば、2万8542円まで上昇し上に残した窓を埋めねばりません。
NYダウは自律反発の域出ず
1日の米国市場は、25日線を下値サポートとして切り返したナスダックの形は悪くありませんが、NYダウやS&P500は5日線にタッチした程度であり、自律反発の域を出ないものです。2日以降に25日線回復が見られないようだと形が崩れることになります。NYダウの一目均衡表では雲上限が下値サポート機能を発揮しておりますが、1月29日の陰線に2月1日の陽線は孕んだ形であり、しかも29日の下げの三分の一を戻した程度。下に抜けて雲に突入すると更に深掘りしていくことになりますので、どういった動きになるのか注目となります。
日経平均もまだ安心できず
日経平均も2月1日の陽線は1月29日の陰線の下から始まった陽線であり差込み線ですが、通常、差込み線は2本入って底入れであるためにまだ安心できるものではありません。
ラクーンHDは一旦利食い
個別ではラクーンHD<3031>が続伸し2100円を視界に入れてきました。予定通り1900円割れがあったところから上値追いとなってきました。一目均衡表の雲上限が2115円に位置しておりますので一旦は利食いかと考えます。
デンソーは信じられない上方修正
ヘッジ銘柄として少し前に取り上げたデンソー<6902>は既に25日線を捉えたことでロスカット撤退となっていますが、昨日発表された第3四半期の決算は信じられないような数字が並ぶ上方修正となりました。これには驚かされましたが、自動車メーカーの積極的な投資が行われていることが確認できました。
HV向け部品供給2倍に引き上げ
そうであれば(6768)タムラ製作所に注目してみたいと思います。昨日の日経新聞(ニュース一言)では「HV車向け部品の開発案件が急増。5年後に供給能力を2倍に引き上げる方針」と報じられていました。株価はこのところBOX相場なっており、上放れ期待です。
日々勇太朗
相場見通し
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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