補欠選挙は1勝1敗も【転ばぬ先のテクニカル】

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衆院選への懸念高まる

昨日の東京株式市場は反落しました。24日(日)に投開票された参議院の補欠選挙は1勝1敗でしたが、勝ってもおかしくない静岡で自民党が負けたことで衆院選への懸念が高まりました。

静岡補欠選有利と思われたが…

静岡の補欠選挙は6月に行われた静岡県知事選に出馬した自民党の岩井元国土交通副大臣の辞職に伴って行われました。前回の衆院選では静岡8小選挙区のうち自民党が6つを占めていましたので、有利な展開と思われました。しかも、野党は立憲民主と国民民主党が推薦した山崎氏と共産党が推薦した鈴木氏と野党が候補者を一本化できず、事前に岸田首相が2回も応援演説に現地入り。甘利幹事長など党幹部も相次いで静岡入りする念の入れようでした。

浮動票が野党へ大きく流れる

投票率は自民が圧勝した山口補選の36.54%に対し、静岡補選は45.57%と関心が高かったことが伺えます。そんな状況で浮動票が野党候補へ大きく流れたことで、31日の衆院選で与党が過半数を握れるのか心配したということでしょう。

決算銘柄の個別物色

日経平均は75日線の攻防となりましたが、先週金曜日のような押し目買いが入りませんでした。選挙結果は開けてみないと分かりませんが、先に織り込む動きとなっています。また、今週は日米共に決算発表が本格化します。半導体不足が叫ばれる中、アドバンテストやレーザーテックがどのような数字を出すのか注目となります。そのため、決算銘柄の個別物色が濃くなる週と思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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