円高進行【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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カレンダー事情で売り出やすい

昨日の東京株式市場は3日続落となりました。今週はお伝えしておりましたように12月末決算のヘッジファンドの45日ルールに伴う解約売りが出やすい週です。そこへ週間で約1700社の決算発表が予定されており、週末はオプションSQというカレンダー事情もあり売りが出やすいということで、そんな間隙を縫って円高が進行しました。

米長期金利低下でドル円112円台へ

FRB高官が早期の利上げ観測をけん制する発言が出たことで、時間外取引の米長期債利回りが低下したことでドル円は1ドル112円台へと円高進行となりました。25日線を下回るとともに5日線と25日線がデッドクロスしてしまいました。一目均衡表では基準線まで下落してきており、112円75銭がサポート機能を発揮するのかどうか。

112.75円割り込めば…

直近のドル円相場は8月16日の109.11円と9月15日の109.10円のダブルボトム形成後、10月20日には114.68円まで円安進行となりました。基準線の112.75円は今回の上昇に対する38.2%押し(112.58円)水準であり、これらを割り込んだ場合は半値押しの111.89円、61.8%押しの111.23円までの円高進行の可能性が出てきます。

下値堅いがFRB高官の発言には注意

そこには週足の一目均衡表の転換線(111.89円)や基準線(111.61円)などが位置しており、13週線も111.62円と下値の堅い位置ではないかと思います。日本の政策金利に上昇余地はなく、米国債利回り次第で動いていますので、FRB高官の発言には注意が必要でしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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