朝高のあと伸び悩み3日続落
9日の東京市場は3日続落しました。日経平均は221円安です。米議会下院でインフラ投資法案が可決されたことから米株主要3指数が連日で最高値を更新した流れを引き継ぎ買いが先行しました。ただ、朝方に240円超上昇し3万円に接近すると前日同様利益確定売に伸び悩み、前場は小幅ながらもプラスを維持して引けていましたが、後場寄りから急速に下げ幅を広げています。
米株価先物安と円高が重石
発行株の14.6%にあたる2億5000万株・1兆円の大規模自社株買いを発表したソフトバンクGが大幅に上昇し指数を支えましたが、一方で時間外の米株価指数先物がじり安となり、1ドル112円台後半まで進んだ円高が重石でハイテクや自動車など輸出セクターに売りが広がりました。東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1719と8割近くを占めています。
東製鉄と住友鉱に打診買い
推奨銘柄ではレーザーテック<6920>やダイセキ<9793>が底堅く、三井松島HD<1518>は続伸、日本製鉄<5401>も反発しており、前場は25日線を下値に出直ってきた東製鉄<5423>、後場は通期上方修正で増配を発表した住友鉱<5713>に打診買いを入れました。全般は引け味が悪く、10日には重要インフレ指標の米10月CPIが発表されることから、あすも様子見ムードの強い展開が予想され、引き続きチェックしている好決算銘柄の買い場をジックリ探りたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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