２万８０００円へ徐々に上値追い
昨日の東京株式市場は反発し、２万８０００円に接近してきました。先週は２８日、２９日と２万８０００円台の乗せる場面がありましたが、その都度戻り売りの押されて大きな壁として意識されていますが、昨日はソニーや日立製作所、富士通など主力ハイテク株が決算の下方修正や減益により、急落した割には幅広い銘柄、業種に買いが入って徐々に上値追いしたことは評価されます。
見えざる神の手が伸びる
売買代金も３日連続で３兆円超となり、急速な円高が進行しているにも関わらず、見えざる神の手が伸びていることが伺えます。値上がり銘柄は１４８６を数え、値下がり３１２を圧倒しました。業種別指数でも３３業種中値上がり２７業種と幅広く買われたことが分かります。９月メジャーＳＱへ向けて熱い相場展開が期待できそうです。
社会問題に取組むＴＲＥホールディングス
個別ではＴＲＥホールディングス<9247>が底入れ反転に移りだしたようで注目します。昨年１０月にタケエイとリバーＨＤが統合して現体制となりました。廃棄物の再資源化から処分まで一気通貫で行う他、バイオマス発電にも取り組んでいます。今年５月にはアサヒＨＤからガラスリサイクル会社を取得し、今後、社会問題化すると思われる廃太陽光パネルの再生にも取り組みます。
１８５０円がターゲット
株価は本年１月の１３４４円安値から４月に２４２０円まで上昇後は調整局面入りとなり、上げ幅の７６．４％押しを若干オーバーシュートして先週１５０７円で下げ止まった感触があります。昨日から５日線が上向きに転じており、ＭＡＣＤがゴールデンクロスしました。ボリュームレシオが５９％と底値圏とされる７０％を割り込み、ＲＳＩも２７％と売られ過ぎゾーン入り。１５０７円割れをロスカット設定として３８．２％戻しの１８５０円がターゲットです。
日々勇太朗
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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