グロース中心に好決算銘柄の買場探る【正直じいさんの株で大判小判】

ジリ高歩調で高値引け

週明け１日の東京市場は反発しました。日経平均は１９１円高です。米株市場で主要指数が揃って続伸した流れを引き継ぎました。円高が進行したことで買い手控えられ、朝方は小幅に下げに転じる場面がありましたが、好決算銘柄を中心に買い気は強く、ジリ高歩調で水準を切り上げきょうの高値で引けています。フシ目の２万８０００円は上回れなかったものの、下値の買い意欲の強さを実感させられる地合いでした。

決算手掛かりに個別物色盛り上がる

プライム市場の値上がり銘柄数は前引けの１３００から大引けでは１４８６に増え、全体の８割を占めています。決算発表の内容は好悪まちまちですが、ビッグイベントを通過したことで、決算を手掛かりにした個別物色が盛り上がっており、推奨銘柄では１Ｑ営業益３．４倍で着地した田中化研<4080>がストップ高まで買われ、他候補もおおむね底堅く推移しました。

経済指標を受けた市場の反応に注意

ただ、今晩の米ＩＳＭ製造業景気指数や中国財新ＰＭＩ、週末の米雇用統計など海外経済指標を受けた市場の反応には注意です。利上げペース鈍化観測から米テック株が見直されていますが、この動きがどこまで続くのか、また、一方で景気減速も警戒されており、引き続き米金利と為替動向を確認したうえで、グロース株を中心に好決算銘柄の買場を探る方針です。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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