米国株の大幅高に連れ高
週明けの東京株式市場は続伸ました。お盆休みで市場参加者が少ない中、先週末の米国株の大幅高に連れ高した格好です。先週の米国市場では10日発表の米7月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなり、11日の米7月生産者物価指数(PPI)が予想に反して低下したことに加え、12日の7月米輸入物価指数が予想以上に低下するなど、インフレ減速を期待した買いが先行。8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想以上に改善し、経済への悲観的見方が後退したため終日堅調に推移しました。
NY主要指数200日線突破できるか
NYダウは3日続伸し6月安値以降の戻り高値を更新。S&P500、ナスダックは反発しNYダウ同様に戻り高値を更新してきました。主要3指数は200日線に接近してきており、NYダウはあと0.42%、S&P500が1.12%、ナスダックが3.42%で到達します。今週はこの200日線を突破できるのかどうかが最大注目点となります。
2万8300円突破し上昇に弾み
日経平均は続伸で2万9000円台が視界に入りつつあります。先週の上昇でダブルトップとなっていた2万8300円台を突破したことで弾みがついてきました。
海外勢先物中心に日本株大きく買い越す
7月以降、海外勢は先物を中心に日本株を大きく買い越しています。彼らから見るドル建て日経平均は円安もあり6月20日の188ドルと7月14日にも188ドルとダブル底形成を確認してから買い越しが急増し、現在は216ドル程度に上昇していますが、ようやく5月高値の215.38ドルを超えた程度であり、先週も恐らく更に買い越しているものと思われます。
226ドルまで上げるなら3万100円
現在、200日線が226ドル近辺に走っており、その辺りまでは買い進むと思います。現在のドル円が133.20円近辺ですので、226ドルまで上げるとすれば3万100円です。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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