上髭を否定【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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CPIに臆することなく上値追い

昨日の東京株式市場は4日続伸しました。前日は5日線、25日線を回復し、上昇指向が伺えましたが、日足ローソク足が実体部分が28円幅の十字足に近い陽線でしたが、上髭が145円幅もあり、上昇一服とか天井イメージがありました。しかし昨日はその上髭高値を抜いたことで天井形成を否定。12日に発表される3月の米消費者物価指数(CPI)の結果次第のところはありますが、東京市場はCPIに臆することなく上値追いしたことは高く評価できます。

騰落レシオは物色広がり調整一巡から上昇へ

11日時点の短期6日騰落レシオは93.5と低調ですが、10日騰落レシオは132.4、15日騰落レシオは143.8と物色の広がりを感じます。そして25日騰落レシオは108.1と4月3日の122.9から8日の103.7まで調整し、ここで調整一巡から上昇に転じつつあります。

日柄は5月15日近辺までの上昇も

CPIと明日のオプションSQを無難に通過すれば、まずは4日高値の2万8287円、そして3月9日の2万8734円へ向かうのではないでしょうか。その場合、次の高値形成は日柄的には5月15日近辺までの上昇があり得ます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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