決算発表ラッシュ週【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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各地の賑わいはコロナ前

長いGWが終わりました。皆様などんな休日をお過ごしだったでしょうか。各地での賑わいはコロナ前に戻ったようで、私の住む京都でも人がごった返していました。

海外イベント盛りだくさんでNY株急落

さて、GW期間中に海外市場ではイベントが盛りだくさんで、週初から3日間はNY株が急落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り0.25%利上げとなりました。また、4月の雇用統計は市場予想を上回りました。非農業部門の雇用増は市場予想の18万人に対し25.3万人で着地。失業率は市場予想の3.6%に対し3.4%で、平均時給は前年同月比4.4%増と市場予想の4.2%増を上回りました。

景気後退懸念弱まり週末急反発

先週のNYダウは4連敗で970ドル下げましたが、週末に546ドル上げて下げ幅の58%を取り戻しました。S&P500は108ポイント下落し、週末に75ポイント上げましたので、69.5%戻しました。ナスダックに至っては259ポイント下落して週末に269ポイント上げプラス転換する強い動きになりました。強い雇用統計にも関わらず、相次ぐ地銀倒産による景気後退が懸念されていたために、今回は債券市場では金利上昇となりましたが、株式市場は景気後退懸念が弱まり買われた格好です。

東京市場は利食いに5日ぶり反落

昨日の東京株式市場は5日ぶりに反落しました。5日のNY株式の急反発がなければ昨日の日経平均は600円安があっても可笑しくなかったのですが、NY主要3指数が大きく戻したことで日経225先物は5月2日比60円安で帰ってきました。ただ、今週は2150社程の決算発表が予定されているため、寄り付き後に一時13円安までリバウンドしましたが、その後は様子見となり利食いが出た形です。

CPI予想通りペース鈍化となるか

今週は経済指標では10日の米4月消費者物価指数(CPI)が注目となります。コアCPIが前年同月比で5.5%上昇の予想で3月の5.6%上昇から物価上昇圧力のペース鈍化が示唆される見通しです。今回のFOMCでは利上げ打ち止めの可能性が示唆されましたが、次回6月会合まで2度のCPIの発表があり、その1回目となることから、市場の予想通りペース鈍化となるのかどうか注目されることになります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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