決算相場一巡後に備える【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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決算は同業種でも好悪分かれる

昨日の東京株式市場は3日続伸しました。決算発表は昨日でほぼ一巡しました。それにしても今回の決算は同業種でも企業によって好悪分かれております。

鉄鋼業界がその代表例

その代表的なものが鉄鋼業界です。前期が増収減益だったJFEの今期計画は2桁の増収増益。神戸製鋼は前期の増収増益に続き今期も営業利益以下で2桁の増収増益決算予想。一方、業界の雄である日本製鉄は多額の在庫評価損を計上予定として、今期は2桁増収、2桁減益という計画を発表しました。22年度に原材料が高騰していた時期に在庫を積み上げたようで、その後、価格が下落したことで評価損が発生する見込みということです。

インフレ下の舵取りの難しさ物語る

企業戦略の違いでこれだけ先行き見通しが変わるとは、インフレ下の舵取りが難しいことを物語っています。

決算通過しどの銘柄買うか

決算が通過して、今後は急騰急落した個別株の落ち着きが見られていきます。その中からどの銘柄を押し目買いし、どの銘柄を清算するのかが問われることになります。

小型・中型株への評価も始まる

また、指数中心に大型株が相場を押し上げてきましたが、決算が通過して小型・中型株への評価も始まることでしょう。現在、グロース指数やマザーズ指数は低迷しておりますが、いつ動き出しても良いように銘柄研究だけはしておきたいものです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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