8月17日前後へ向けた下落か【転ばぬ先のテクニカル】

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大幅反落し5日線、25日線割り込む

昨日の東京株式市場は大幅反落し、5日線、25日線を割り込んできました。日本の長期金利が0.625%に上昇したことや、格付け会社のフィッチレーティングが米国債の格下げを発表し、米10年債利回りが4.030%に上昇したことが要因と思われます。

アムロは下を見るポジション構成

一方、昨日もお伝えしましたが、オプション市場の日中取引で大口のABNアムロ証券が8月1日の取引でも、日経平均が304円高する中で、権利行使価格3万3500円以上のコールオプションを都合578枚売る一方で、3万2500円以上3万3500円以下のプットオプションを都合579枚買い越していました。前日よりも下を見るポジション構成に移っており、アムロは弱気筆頭といった感があります。

空売り比率は戻り高値日以来の40%割れ

お見事と言うほかありませんが、この他にも1日の東証空売り比率が7月3日の日経平均の戻り高値日以来の40%割れ(37.9%)だったことから、今週の上昇局面で25日線を回復したところで買い付いた局面が戻り高値になったということのようです。

6月19日以降の推移

6月19日以降の下落は以下のように推移しています。
3万3772円(6月19日)~3万2306円(6月27日)~3万3762円(7月3日)~3万1791円(7月12日)=二段下げ(第1波)
3万1791円~3万2938円(7月27日)~3万2037円(7月28日)~3万3488円(8月1日)=二段上げ(第2波)

ターゲットプライスは3万1507円

3万3772円から3万1791円までの下げ幅1981円を8月1日高値から同幅下げるとすると第3波のターゲットプライスは3万1507円が計算でき、75日線(8月2日現在:3万1440円)近辺ということになりそうです。日柄は第1波が18日、第2波が14日なので、4日ずつ減らした10日間として都合42日の基本数値で8月17日前後かと考えます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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