高値切り下げトレンド否定し上昇転換
先週の東京株式市場は大幅反発となりました。特に材料は見当たりませんでしたが、日経平均株価は週足の終値ベースの6月第3週年初来高値の3万3706円が射程圏に入ってきました。9月及び8月高値を抜けたことで、6月高値以降の高値切り下げトレンドを否定し、トレンドが上昇転換致しました。
変化日は昨年と方向逆さまでもほぼ合致
今年の日経平均の変化日は昨年の変化日と方向は逆さまでもほぼ合致しています。先週の本紙では13日が日柄変化日とお伝えしましたが、2日前倒して底入れして方向転換。次の変化日は10月3日前後ということになりそうです。
次の上値目標は下げ幅の倍返し3万6269円
日足ザラ場足では6月19日の3万3772円が年初来高値であり、その後、8月18日に3万1275円まで2497円幅の調整下落が起こりました。先週の上昇で短期・中期・長期のトレンドが上向きに転じてきましたので、早晩、6月高値を更新することでしょう。その場合の次の上値目標値は下げ幅の倍返しで3万6269円想定となります。
阪神優勝はいずれも日経平均2ケタ上昇
ところで、プロ野球セ・リーグは阪神タイガースが2005年以来18年ぶり6度目の優勝をしました。市場では阪神タイガースが優勝した年とその翌年は株高というアノマリーが囁かれていますが、1985年以降の3回の優勝年は、いずれも日経平均株価が2ケタ上昇となっています。日本一に輝いた1985年が13%、2003年は24%、直近の2005年は40%の大幅高という具合です。
来年にかけての相場にも期待高まる
そして、今年もバブル後の最高値を更新しており、昨年末の2万6094円から6月19日の高値3万3772円まで29%の値上がりとなっています。また、翌年の1986年が42%、2004年は7.6%、2006年は6.9%。2004年と2006年は一桁台と低調ですが、年間高値までは2004年が前年末比13.9%、2006年も9.0%とそれなりに好調でした。これから来年にかけての相場にも期待が高まります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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