NVIDIA、驚異の収益率【転ばぬ先のテクニカル】

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思った以上に強い相場

前日の東京株式市場は3日ぶりに反発しました。23日が日米共に祝日で休場となり、休み明けも週末金曜日となるために、本日は終日ポジション調整で大きく動かないと想像しておりましたが、前日の動きを見る限り、思った以上に強い相場だという印象です。

NVIDI決算は市場予想大きく上回る

さて、NY市場の取引終了後に注目のNVIDIの決算が発表されました。8~10月の四半期の売上高が市場予想の161億ドルに対し181億ドル、純利益は市場予想の72億ドルに対し92億ドルと大きく上回りました。そして売上高純利益率が50%を超えており、驚異の収益率です。

牽引するのはデータセンター向けGPU

牽引しているのはデータセンター向けの半導体(GPU)販売です。NVIDIAのGPUはAI用途で圧倒的なシェアを持っており、巨人テック企業から、AIやクラウドへの投資として、注文が急増しています。

一旦好材料出尽くしも調整後は上値追い?

しかし、発表直後の株価は5%ほど下がり、その後リバウンドしましたが2%程度下落しました。好業績期待で直近、先回り買いされていたために、一旦は好材料出尽くしとなったようです。ただし、2023年11月~2024年1月の売上高は200億ドルの見通しとなっており、生成AIブームによる成長が更に加速する予想となっており、調整後は更に上値を追っていくかもしれません。

年末高には上髭陰線を否定する上昇が必要

さて、日経平均は一時3万3593円高値までありましたが、引けに掛けて失速し3万3451円引けとなりました。なんとか5日線を回復しましたが、5日線自体が下向きに転じたままです。年末高に向かうためには20日の上髭陰線を否定する上昇が必要です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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