半導体株中心に売られて3日続落
本日の東京株式市場は半導体株中心に売られて日経平均は3日続落となりました。
エヌビディア上下10.6%動くこと示唆
日本時間、明朝6時20分に米半導体大手エヌビディアが四半期決算を発表します。同社の個別株オプションのポジショニングによると、22日の同社株は上下いずれかに10.6%動くことを示唆しており、2000億ドル(約30兆円)近く変動する可能性があるということです。
米国株式市場全体が大きく揺れ動く可能性
エヌビディアの時価総額は約1兆7000億ドルと米国企業のなかでは第3位です。そんな巨大テック企業株が約11%程度上下どちらに動いても、米国の株式市場全体が大きく揺れ動く可能性が高い訳です。そのため、今日の東京市場ではポジション調整売りが出たようです。
取引終了後の発表で時間外取引で乱高下必至
エヌビディアの四半期決算のアナリストの平均予想は、1株利益(EPS)が4.56ドルで、売上高が前年同期の60.50億ドルから203.78億ドルに増加するということです。NY市場の取引終了後の発表となりますが、時間外取引で乱高下必至であり、明日の東京市場では、まずエヌビディアの時間外取引によって大きく左右されることになります。
材料出尽くしなら大きく下落も逆なら急騰
仮に材料出尽くしの動きとなった場合、東京エレクトロンやアドバンテストが売られることになるでしょう。となると、指数寄与度2位(東京エレクトロン8.9%)と3位(アドバンテスト4.5%)の株ですので、日経平均も大きく下落する可能性が高いということになります。逆もまた真なりで、市場予想を上回るサプライズ決算となれば、株価急騰もありえます。
世界中の投資家が注目
世界中の投資家がエヌビディアの決算に注目しており、本日はテクニカル分析を語ったところで意味はないようです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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