売買代金が減少傾向【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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内需株へ資金向い4日ぶり反発

本日の東京株式市場は4日ぶりに反発しました。13日のNYはマチマチの展開でした。今晩に2月の卸売物価指数や小売売上高の発表を控え様子見ムードの中、長期金利が4日連続で上昇したことで、半導体SOX指数が2.5%程度下落しました。この流れを引き継いだ東京市場は、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックといった半導体関連銘柄が主導する形で続落スタートし、一時、25日線(3万8705円)を割り込みましたが、こうしたハイテク株から逃げた資金は内需株へと矛先を向けており、後場に入ると上昇に転じました。

日柄調整で終わるにはデッドクロス回避必要

ただ、5日線(3万8960円)を抜けることはできておらず、明日以降にお預けです。5日線は現在、日々60円程度低下しています。回復が難しいと明日にも5日線と25日線がデッドクロスすることになりそうで、値幅ではなく、日柄調整で終わるためにはデッドクロスを回避せねばなりません。足元で売買代金が減少傾向にあることが気がかりです。

保有ETFの処理方法が今後の課題

来週18~19日は日銀の金融政策決定会合が開催されます。最近の日銀理事の発言を見ていると、マイナス金利解除を行う可能性が高まってきましたが、上場投資信託(ETF)の新規買い入れの完全停止を検討するということも報じられています。そうなった場合、更に踏み込んで保有しているETFをどうするのかが議題にあがるかもしれません。永遠に保有を続けることは当然できませんので、処理方法が今後の課題ということになりましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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