目次
売りが先行も押し目買いに4日ぶり反発
14日の東京市場は4日ぶりに反発しました。日経平均は111円高です。米国株市場でダウは小幅に上昇したものの、米長期金利上昇を嫌気してハイテク株が軟調だった流れを引き継ぎ、半導体関連を中心に売りが先行、一時300円近くに下げ幅を広げました。ただ、電力や海運、非鉄金属、石油などバリュー株が押し目買いに高く、半導体関連への売り圧力が和らいだことで、後場上げに転じジリ高歩調を辿っています。日銀マイナス金利解除観測が重石になる一方、為替が円安方向に振れたことがフォローになりました。
バリュー株買われ値上がり銘柄75%占める
日経平均は25日線の攻防が続いていますが、半導体関連が軟調に推移する一方、バリュー株が買われ、プライム市場の値上がり銘柄数は1236と75%を占めており、下値での買い意欲の強さは確認できたでしょう。ただ、来週に予定されている日銀金融政策決定会合とFOMCの結果次第では波乱もあり得ます。下値に備えて慎重に対処する方針で、きょうは川崎汽<9107>とGENDA<9166>へのナンピンにとどめました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント