SQに向けての攻防【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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半導体関連主導で続伸

本日の東京株式市場は続伸しました。NYは長期金利の上昇が続いており、株式市場は上値の重たい展開。ただ、米バイデン政権が半導体ファウンドリ世界最大手のTSMCに約1兆円の助成金を提供すると発表したことで、東京市場では半導体関連銘柄が買われており、東京エレクトロン、信越化学、レーザーテックなどが主導する形で上げました。

日経平均、TOPIXともに25日線回復

指数はこのところ陰線形成が多く、戻り売りにより上値が重たい状況が続いていますが、本日は日経平均、TOPIXともに25日線上を回復してきており、日柄調整が終わりつつあるように見えます。

海外勢は先物もオプションも売り越し姿勢

あまり話題になっていないようですが、今週末はオプションSQです。このところSQ前の3日間に株価指数が大きく動く傾向にあり、早めのポジション調整が行われているようです。海外勢の先週末までの手口をみると、先物もオプションも売り越し姿勢が目につきます。

波乱があるとすればゴールドマン主導

大口投資家のゴールドマン・サックスは権利行使価格3万9000円のオプションで、コール売り・プット買いのポジションを持っており、3万9000円以下を狙ったポジションを構築。6月限先物でも18815枚の大幅な売り越しとなっており、現状は厳しい戦いとなっていることから、締め上げられるか、力づくで押し戻すかの勝負所を迎えています。波乱があるとすればゴールドマン主導ということになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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