4兆8645億円【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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次のターゲットは50%戻しの3万8910円

本日の東京株式市場は大幅上昇で3日続伸となりました。日経平均は大台を塗り替え3万8460円高値までありました。3月22日高値の4万1087円から4月19日の3万6733円までの下げ幅の38.2%戻しとなる3万8396円を少々オーバーしました。更にリバウンドが継続する場合、次のターゲットは50%戻しの3万8910円となります。

13週線を下から突き抜けられるかが最大注目点

現在、13週、26週、52週移動平均線は全て右肩上がりを維持していますが、5週線(3万8839円)と13週線(3万8771円)のデッドクロスが近づいています。今週の日経平均は13週線を下から突き抜けられるのかどうかが最大注目点です。この攻防は極めて重要で、ここを突破できれば好循環に戻ることができますが、13週線で上値を押さえられるようであれば、要注意ということになります。

エリオット5波動インパルスではリバウンド終了

日経平均の5分足を見ると、19日安値から5波動の上昇となっています。36733円~37511円~37052円~37917円~37397円~3万8460円と5波完了もしくは進行中です。エリオット波動における典型的な5波動のインパルスであり、もしこれが正解ならばリバウンドは終了します。

19日段階の信用残は売り減少の一方買い増加

昨日の大引け後に東証が4月19日段階の信用残を公表しました。それによると売り残は1091億円減少し6671億円となった一方で、買い残は2691億円増加して4兆8645億円となり、貸借倍率が7.29倍に拡大しました。この週は日経平均が週間で2455円もの急落となった週です。

需給から見ると13週線は上値抑えるポイント

私は投げ売りが殺到して買い残が減少しているものと考えていましたが、個人投資家はコストを下げるために買い下がっていったことが分かりました。こうなると、買い下がった投資家は足元の急騰が止まると一斉に利食い売りを入れることでしょう。需給から見ると、13週線ブレイクよりも戻り売りで上値が抑えられるポイントになりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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