早期に6カ月線回復すれば値幅調整完了【転ばぬ先のテクニカル】

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衆院財政金融委員会での植田日銀総裁の発言

最初に、この原稿は8月23日の東京市場後場に書いています。この時間は参院財政金融委員会が行われている最中です。午前中の衆院財政金融委員会での植田日銀総裁の発言は以下の通り。
・ドル円相場は一方的な円安の修正がすすんだ形。
・内外市場は引き続き不安定で、高い緊張感を持って注視。
・8月中旬以降、株価も上昇している。
・米国経済に過度に悲観的な見方が修正された。
・8月初めの急激な円高は世界的ドル安と日銀の政策変更も背景にある。
・7月利上げは物価見通しと輸入物価上昇による物価上振れリスクを考慮。
・金融資本市場が経済・物価に及ぼす影響や、7月利上げの影響を見極める。
・見通し通りの経済・物価実現の確度の高まりが確認できれば、金融緩和の度合いを調整。
・為替変動、輸入物価の景気への影響など様々な経路でCPIに影響。
・日本の金利は依然として低く、経済が回復すれば中立と見なされる水準まで上昇する見込み。
・中立金利の試算では、長い間低金利が続き、金利上昇で何が起こるか十分なデータがない可能性がある。
・中立金利は、自信をもって示せるものがあれば示したいが、なかなかそうではない。
といったような内容で、市場に対するサプライズはありませんでした。

コメント次第でマーケットが大きく動く

さて、日本時間で今晩22時ごろにジャクソンホール会合におけるパウエルFRB議長講演が行われます。今のところ議題は発表されていないようで、どういった内容になるのか注目が集まります。パウエル氏のコメント次第でマーケットが大きく動くことでしょう。

S&P500とナスダックが陰線包み足に

そのため、昨日までの動きを過度に考える必要はないと思うのですが、22日の米国市場では主要3指数が8月5日以降の戻り高値を更新後に反落となりました。そしてS&P500とナスダックは戻り高値位置で、前日の陽線を陰線で包む陰線包み足となりました。また、ストキャスティクスでは%Dと%SLOWDがデッドクロス。パウエル講演次第ですが、高値圏での陰線包み足は売りシグナルです(23日は大幅反発)。

次の関門突き抜けるには材料欲しい

先週の東京株式市場は続伸し、日経平均は3万8000円台を回復しました。4週の下げに対し2週の上げで下げ幅の64%を取り戻しました。5日線、25日線上を回復してきており、次の関門は3万8642円に走る75日線です。週足では3万8565円に13週線、3万8781円に26週線が位置しており、簡単に突き抜けるには材料が欲しい局面。

日経平均の短・中・長期トレンド

日経平均の短期トレンドは5日線を下値サポートに上昇トレンドとなっていますが、5日線を割り込み出した場合は二番底を探る展開が予想されます。中期トレンドは崩れを修復中であり、5週線が下向きのままなので戻り売りを示唆。長期トレンドは6カ月線が下方転換しておりますが、24週線までの下髭を引き、13週線上を維持しています。早期に3万9050円の6カ月線を回復することが出来れば値幅調整完了サインとなります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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