8月相場急落スタートも終わってみれば短期調整
急落スタートとなった8月相場の月足は結局長い下髭の陽線形成となりました。下髭は6667円に達し、一時は年初来安値に落ち込みましたが、終わってみれば一過性の短期調整だったということになります。
「辰巳天井」と言われるボラティリティ高い動き
今年は1月~3月にスタートダッシュで日経平均は3万3000円台から4万円台に駈け上り、その後、3カ月間の冷却期間を経て7月に4万2000円台の史上最高値まで上昇しました。しかし、7月の月足は2592円の上髭十字陰線となったことから天井打ちが意識され、8月の3万1000円台への急落と、相場界で「辰巳天井」と言われるような正にボラティリティの高い動きとなりました。
9月相場は自民党総裁選テーマに堅調地合い期待
さて、9月相場は戦後34勝41敗と分の悪い月ですが、直近10年は6勝4敗と勝ち越しており、自民党総裁選をテーマとした堅調地合いが期待できるかもしれません。特に月末は9月中間決算の配当取りの動きが期待されるでしょう。
個別チャート悪化著しく主力半導体株修復に時間
ただ、個別銘柄のチャート形状の悪化が著しく、特に年前半の牽引役だった主力半導体株の修復には時間がかかるでしょう。
ドル円戻っても150円近辺で中間決算慎重に
頼りのドル円チャートは7月の162円の天井で月足陰線包み足を形成。8月も続落陰線で24カ月線を割り込みつつあります。5カ月、12カ月線は右肩下がりに下方転換しており、戻っても150円近辺が関の山でしょう。輸出企業の想定為替レートが144.50円近辺ですので、中間決算は慎重なものになるかもしれません。
11月までは米大統領選挙の行方にも揺れる
月10日に米大統領選挙のテレビ討論会が予定されています。この討論会の内容次第で世論調査が大きく動くはずです。ここから11月まではその行方にも相場が揺れることになるでしょう。
個別は上昇トレンド銘柄の押し目買い
個別銘柄の選択は、週足で安値圏から右肩上がりへの転換に移りだした銘柄と、今回の急落でもびくともせずに右肩上がりのトレンドを崩さなかった銘柄群の押し目買い狙いが有効と思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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