買い先行も利食い売りに終値で最高値更新ならず
本日の東京株式市場は波乱の展開となりました。8日のNY市場では、長期金利が急低下したため堅調推移で主要3指数は反発しました。それを受けた東京市場は昨日の勢いが継続し買い先行スタートとなりました。日経平均は上放れスタートとなり、日足は寄りで三空形成となりました。上値は4万4185円まであり、ザラ場ベースの最高値を更新しましたが、その後は利食い売りに押され、終値ベースでの最高値更新とはなりませんでした。高値からは726円もの下落となり、上髭陰線形成となりました。
総裁選小泉氏有利で前のめりの相場一気に冷える
昨年の総裁選で石破氏本命と予想し的中させた大和証券は今回、小泉氏を推しています。これは恐らく、先週金曜日に菅前首相と小泉農相が首相官邸を訪れ、その後、石破氏が決断したと報じられているように、総裁選前倒しが多数意見となる中、その意を汲んだ両氏の説得により、自民が割れることがなくなったという意味で、小泉氏有利という意味でしょう。株式市場の期待はリフレ派の高市氏で、総裁選までは強い相場が予想されますが、同氏の基盤である右派は参政党に移り、旧安倍派は議席数大幅減となっており、厳しいと思われます。マーケットは小泉氏は積極財政派ではなく改革派なので、前のめりし過ぎた相場が一気に冷えたと言えそうです。
荒れるSQ週の水曜日で冷静に見ていきたい局面
さて、日経平均のPER(株価収益率)は昨日段階で17.96倍でしたので、今朝の上昇では18倍を突破していました。これは来期の企業業績が15%増程度を織り込んでいます。少々ハードルが高い位置まで買われたということです。そのため、今日の寄り後の下落は市場が冷静になったと言えそうです。明日は荒れると言われるSQ週の水曜日。主力株の上値が重くなりましたので、相場は相場に聞けで、冷静に見ていきたい局面です。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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