転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞

二番底の可能性が高まる

 昨日の日経平均は、米共和党下院議長であるライアン氏が、輸入関税に反対を唱えたことで大幅反発となりました。日足は2万1164円~2万1381円に窓を空け、下放れ陰線となった2日と一昨日の十字足に近い陰線が離れ小島というアイランドリバーサル型状となりました。この動きで一昨日の2万0937円安値が二番底という可能性が高まりました。

まずは5日線回復が必要

 昨日の急騰で一時5日線を回復しましたが、大引けでは押し戻されました。2日の急落では東証の空売り比率が48.8%と歴代1位、一昨日のそれも46.8%と歴代3位であったこと、騰落レシオが78.2%という売られ過ぎシグナル点灯という条件も重なり、NY株式の急騰と106円台への円安から買い戻し主体の上昇だと思われますが、まずは5日線を回復することが必要です。

25日線が次の関門

 また、5日線を回復したからといってすぐさま上昇トレンドを取り戻す訳ではありません。この上には25日線(6日現在:2万1983円)が次の関門です。25日線は現在日々70~80円切り下げる急角度の右肩下がりとなっており、本格的な上昇トレンド入りには25日線の下げの角度が緩やかになり、その後、横ばい傾向にならないと戻り売り圧力の強さに買い方は二の足を踏むことになりましょう。

戻り高値は明日8日

 このままリバウンドが継続したとしても、2月27日同様に25日線前後で戻り売りを浴びて再度下押してくることが考えられます。日柄からは1月23日高値から2月14日安値までが16日でした。2月14日安値から昨日で14日が経過しました。となると、戻り高値は明日8日と予測できます。

今年前半の最後の買い場

 その時、25日線前後まで伸びた場合は戻り売りに押され、三尊底形成へ向うものと考えます。2月14日安値から一昨日安値まで14日でしたので、対等日柄の14日先に向けて下げるとすると、今月26日前後が次の底と見立てることができます。そこが今年前半の最後の買い場であり、日経平均は2万0937円を割らない押し目形成と予測します。

春先に足場固め8月高値目指す

 このシナリオ通りになれば、その後5日線回復から緩やかな下落となっているはずの25日線トライです。春先には足場を固め、38カ月サイクルにより8月高値を目指すことになりましょう。

日々勇太朗




相場見通し

Pocket